NewsLetter
2024年夏号 JFSA爽やか冷凍フルーツ特集
■鰻
※写真はイメージです
2024
土用の丑の日
一の丑7月24日(水)
二の丑8月 5日(月)
厳選素材をふっくら柔らかに仕上げました。
国産 おおさき町有頭うなぎ蒲焼 60尾 166g/1尾 [冷凍]
中国産 ロストラータ種 有頭うなぎ蒲焼 30尾 333g/1尾 [冷凍]
中国産 ロストラータ種 無頭うなぎ蒲焼 25尾 400g/1尾 [冷凍]
中国産 ロストラータ種 うなぎ蒲焼(真空) 40尾 250g/1尾 [冷凍]
1尾単位での出荷可
■境港産 本まぐろ
5月21日
今シーズン初水揚げ
生鮮で流通する境港産の天然本まぐろは、6~7月にかけて近海で漁獲されます。活きの良いなめらかな食感と豊かな風味をお楽しみいただけます。
境港産 天然本まぐろ(生) ブロック [不定貫] [冷蔵]
ちょこっとメモ
境港市ではマグロが水揚げされた日、こいのぼりならぬ『まぐろのぼり』が
市役所前に掲げられます。
■水産
《エビ》
BT(無頭)
インド粗放の水揚げが始まり、インドネシアの水揚げも回復する見込みです。各消費国の引合いは継続し、価格は横ばいで推移する予測です。
国内市況はGW明けには落ち着きを見せているものの、円安の影響から相場はやや強含みで推移すると予測されます。
バナメイ(無頭)
インドの新物の水揚げが始まり、産地価格はやや弱含みで推移する予測です。エクアドルは、引続き横ばいで推移すると予測します。
国内市況についてはGW明けに需要が一服し、インドの水揚げ増加への警戒感から横ばいにて推移する見込みです。
BT(有頭)
インド西海岸の有頭海老15尾~40尾が搬入。30尾より上サイズの現地価格は弱含み、ベトナム等、他の産地と比較し割安感が出てきています。
フラワー無頭
主力産地のインド南部、スリランカにおける漁獲は少なく、昨年より大幅に少ない搬入量となっています。特に8/12サイズは、年明け以降も品薄状態が続くと予測されます。
その他
アルゼンチン赤海老の漁獲は、例年に比べ低調に推移しています。現地価格についてはEUからの引き合いが強く、北部漁場は高値スタートとなります。
国内市況については需要期であったこと、先物価格が高値であったことから横ばい~やや強含みで推移しています。
産地価格については引き続き高値で推移すると予測され、国内市況については不需要期に入ることから、価格は横ばいで推移すると予測しています。
国内相場状況
・BT殻付(無頭)・・・・横ばい
・BT殻付(有頭)・・・・横ばい
・バナメイ(無頭)・・・・高値横ばい
・ロシア南蛮・・・・・・品薄、高値横ばい
・アルゼンチン赤エビ・・強含み
・オーストタイガー・・・高値横ばい
・カナダボタン海老・・・品薄、高値横這ばい
鮭鱒
チリ銀鮭:高値を維持しているアトランテックサーモンの影響を受けた海外市況の強含みと、円安事由から強含みの展開。トリム製品は大幅な搬入減からオファーが限定的となっています。
チリトラウト:原料については搬入が限定的、高値横ばいの相場展開になっています。トリム製品については、チリ銀鮭のトリム製品の出回りが限定されたこともあり、相場は若干の強含み。
紅鮭:ロシア産原料の出回りが減少していることと、来シーズンの不漁予想を背景に原料相場は強含み。製品相場は横ばいの見込みです。
帆立
貝柱:北海道の加工屋の人手不足は、昨年から更に悪化しています。今年は7月後半~8月頃にずれ込むと予想され、海外輸出が好調で下げの可能性は薄く横ばいスタートと予想されます。
ボイル:噴火湾の安い原料価格の製品が一掃され、M以上の大型サイズは、じわじわと上げの雰囲気があります。Sより小型サイズが今期中心サイズとなっていることから、安値横ばいと予測します。
うなぎ
国産:シラス漁もほぼ終わり昨年並みの池入りで着地しそうです。2024年問題やエネルギー費高騰など丑の日までには若干の値上げがありそうです。
中国産:ジャポニカ種は不漁で高値、ロストラータ種が中心に。中国の内販がまだ不安定な為、現在のところは横ばいと予測します。
■畜産
《豚肉》
輸入品(ヨーロッパ/アメリカ/カナダ産ほか)
主要産国のデンマークでは最大手パッカー「ダニッシュクラウン」の工場の1つが2024年9月末に閉鎖することが発表されました。直近2年間で2工場目の閉鎖となり現地の頭数減少による影響が色濃く工場側の採算が合わないことが伺い知れます。
デンマーク産の3月単月の対日輸入量は前年比140%と大きく伸長するも、直近6ケ月(2023年9月~2024年2月)では前年比54%、1番多いスペイン産でも直近6ケ月の輸入量は前年比78%に留まっており日本国内の在庫は目減りし低水準での推移となっています。
デンマーク、スペインとも現地価格は高値となっていることから日本側の買付も思うように進みません。今後も通関量の減少により日本国内の不足感は継続、相場は高値かつ品薄な状況が当面続くものと思われます。
【輸入ポーク相場高騰 主要因】
・為替の円安
・迂回航路による遅延、運送費の上昇
・世界的牛肉相場高騰による代替需要の増加
・東南アジア諸国の旺盛な買付(日本の買い負け)
・インフレによる原産国人件費高騰の価格転嫁
6月 輸入フローズンポーク主要部位 状況
・デンマーク産 バラ・・・高騰/逼迫
・デンマーク産 肩ロース・・・高騰/品薄
・デンマーク産 ヒレ・・・強含み/逼迫
・スペイン産 バラ・・・高騰/逼迫
・スペイン産 肩ロース・・・高騰/品薄
・スペイン産 うで/もも・・・強含み/品薄
・アメリカ産 ロース・・・上昇/品薄
・カナダ産 肩ロース・・・高騰/品薄
※用語説明 下落<弱含み<もちあい<強含み<上昇<高騰
《牛肉》
輸入品(アメリカ/オーストラリア産)
頭数不足のため供給が圧倒的に不足している北米産は現地高値が継続しており日本各社の買付量は最低限に留まっています。特にロース、バラ、ハラミ、タンは未曾有の価格レンジとなっており、オーストラリア産など他産地への切り替えが活発化、輸入ビーフ全体の相場が一段上昇しており注意が必要です。
6月 輸入ビーフ主要部位 状況
チ・・・チルド,凍・・・冷凍
・チ/凍 US産 ロース・・・高騰
・チ/凍 AU産 ロース・・・上昇
・チ/凍 AU産 ヒレ・・・もちあい
・チ/凍 US産 肩ロース・・強含み
・チ/凍 US産 バラ・・・高騰/品薄
・チ/凍 AU産 バラ(グラス)・・・高騰
・チ/凍 AU産 モモ(グラス)・・・強含み
・チ/凍 US産/AU産 ハラミ・・・高騰
・チ/凍 US産/AU産 サガリ・・・もちあい
・チ/凍 US/AU産 タン・・高騰/品薄
《鶏肉》
輸入品(ブラジル産/タイ産)
ブラジル南部、リオ・グランデ・ド・スル州で起きた洪水の影響について。ブラジル国内の鶏肉生産の約12%を占める同州ですが、主に丸鶏を生産している工場が多く、正肉メインの日本への影響は限定的。
その正肉相場は現在、昨年より安価で使い易く、堅調な需要が続いています。上記、洪水の影響は少なく大きく上がる心配は無いですが、牛豚の高騰や円安の影響もあり、徐々に値を上げていくと思われます。角切も正肉同様の方向で進みそうです。
国産品
モモ・ムネ共に在庫が多く、昨年と比較するとかなりの安値が続いています。但し輸入同様、今後置き換え等による販売増加も考えられます。
■農産
《野菜》
中国産
葉物野菜:越冬ほうれん草は4月末頃までの収穫を終え、一部工場では既に加工を終えています。全体の作付面積は昨年並みで、原料に大きな問題もなかったようです。秋作ほうれん草は8月下旬から種を蒔き、11月に収穫します。
小松菜・青梗菜は冬に雨雪の影響で種蒔きが遅れていましたが、その後の成長は比較的良好で4月末~6月末までに収穫・生産を終える予定です。
キヌサヤは4月下旬から収穫が始まっていますが、特に問題はないようです。スナップエンドウは冬期の低温の影響で原料価格が高騰。そら豆も低温による収穫・生産遅れにより減産の見込み。
人参は6月上旬から収穫開始予定ですが、植え込み時期が比較的低温だったため、原料状態が良好です。
インゲンは浙江省で5月中旬、江蘇省で6月頭から収穫・加工が始まりますが、原料への大きな被害はなく順調に生育しているようです。4月から収穫している福建省では、雨の影響で原料が高騰しており、浙江省などもつられて上がる可能性があります。
《油脂》
油脂原料
大豆:シカゴ相場は、4月末までは横ばいで推移。5月に入り、ブラジル南部の洪水被害を受け暴騰するも、影響は限定的との見方から値を戻しています。今後のポイントは、作付け期にある北米の天候と、不透明なブラジルの被害状況、中国の需要動向などをメイン材料に変動していくものとされています。
菜種:カナダ・ICE相場も、5月に入り大豆につられて上昇し、その後落ち着いています。今後のポイントは、作付けを開始したカナダの天候、その他植物油などを要因に変動する見込みです。
日本国内の油脂・製品価格は、原料相場に合わせてこの1年余り値下がりが続いていましたが、大豆・菜種共にその原料相場が下げ止まったので、今後は円安と日本国内の物流費アップを理由に、やや反転しそうな状況にあります。
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